設計スタッフインタビュー

「自分が設計した一条の家が、故郷のこの街の景観をつくる。考えただけでワクワクしてきます。」
奥田 晋一/京都営業所 設計課/2006年11月入社
商業施設や一般住宅の企画・設計・施工会社からUターン

※プロフィールは取材時点のものです。

京都で生まれ、東京で学び、奄美大島で働く・・・

 
僕が建築業界でのキャリアをスタートしたのは、実は鹿児島県の離島・奄美大島でした。出身は京都ですが、大学進学と同時に東京へ出て、卒業後は東京本社の大手ゼネコンに就職。しばらくして配属された地が何と奄美大島だったのです。大型建築プロジェクトの現場監督を任され、技術者として大規模な仕事に携われることにやりがいを感じましたが、一方で、施設を実際に利用する人たちとお話することができず、仕事の喜びのようなものがあまり感じられませんでした。とはいえ、奄美の人の温かさや素晴らしい自然から離れたくない気持ちも強かったので、その後、社員12〜3人の奄美の小さな建築会社に転職しました。そこでは、建築に関するありとあらゆることを勉強させてもらいました。個人に任される役割がとても広範囲で、工事管理だけでなく、営業も設計も何でもやりました。お客様と、契約からお引渡しまで関わることができ、充実した毎日でした。無我夢中で仕事に取り組み、あっという間に10年が経っていたように思います。そして、ふと自分を見直してみたとき、広く建築に携わってはいるが「これ」というものを手にしていない物足りなさを感じるようになりました。職域が広い分、物件数には限りがあります。また、奄美大島という離島の環境では、依頼される仕事にも限界がありました。その頃取得した、1級建築士資格の影響もあったかもしれません。もっと設計の分野で仕事を極めたい、もっといろんな住宅を建てたい。そんな思いが生まれました。そして、これ以上の成長を望むには、このままここにいては限界があると感じ、転職を決意。島に来て10年。肌にも心にもすっかり島の色が染みついた頃の決心でした。

会う前から入社の意志は固まっていた。

転職サイトにエントリーした僕に、真っ先にスカウトメールをくれたのが一条工務店でした。僕の社会人経験のほとんどは奄美大島の中でだけ。島に住宅展示場は一つもなく、ハウスメーカーも進出していません。一条工務店がどんな家をつくっているのか、他のハウスメーカーとどこが違うのかなど、建築業界にいながら知らないことばかりで、スカウトメールをもらってから本格的に業界研究を開始しました。一条の家が木造軸組工法による自由設計であること、そして、設計者が直接お客様と対話しながら家づくりを進められることを知り、ここなら自分のやりたい設計に挑戦できると確信。心を決めました。でも、何よりいちばんうれしかったのは、僕にすぐ連絡をくれ、「早速会おう」と言ってくれたことですね。人事の方と鹿児島空港の中のレストランで初めて会った時には、もう僕の入社の意志は固まっていました。

いつかは僕ならではの“一条の家”をカタチにしたい。

お客様とご契約段階からかかわりあい、完成した建物をお引渡しするときの感動。前職で感じていたこの気持ちを、新しい会社でも感じられるのかどうか、それは僕が転職先を検討するときのテーマでもありました。そして向かえた、一条に入社して初めてのお引渡し・・・僕は、同じ気持ちを味わうことができました。何度も打合わせを重ねたお客様と一緒に迎えたお引渡しの日、お客様の笑顔は最高でした。この笑顔は忘れられません。

一条の家は設計において、強度や施工、意匠の観点から明確にルールが決められており、まずそれらをすべて頭にたたき込み、体に染み込ませることが必要です。その上で、僕のこれまでのキャリアや個性を生かした仕様や意匠を提案したいと思っています。今はまだ、そんな余裕はありませんが、早く“奥田スペシャル”と言えるような、自分にしかつくれない“一条の家”をカタチにして、ますますお客様に喜んでもらえる設計をしたいと思っています。

厳しいマーケットだからこそ、今がチャンス。

今、ここ京都では国と府、市が一体となって、30年、50年後の未来に向けて街の景観を守ろうとする動きがあります。景観法の規定が厳格になり、地域によっては洋風デザインの家が建てられなくなったりしているのです。そのことで市内から撤退した大手ハウスメーカーもあるぐらいです。地域のニーズに対応できないメーカーは淘汰されていく。そんな厳しいマーケットだからこそ今がチャンス。一条はもともと和風建築を得意とする会社ですから、古都京都にふさわしい、新感覚の住まいをご提案していくことによって、お客様も喜んでくれることでしょう。そして、この京都での試みが成功すれば、全国にある“小京都”と言われる都市においても、ノウハウとして生かしていけるのではないでしょうか。家はお客様個人の住まいでもあり、また、街のイメージをつくるものでもある。自分が設計した家が街の景観をもつくるのだと考えると、ワクワクしてきますね。

ただの図面書きではない設計担当。

僕が転職先を一条に決めた理由の1つに企業理念があります。「お客様よりお客様の家づくりに熱心であろう」です。入社してみて、一条の設計はお客様と顔を合わせる機会が多いので、自然とそう思える環境にあるな、と感じます。あれこれ悩みながらも必ず「このお客様のために頑張ろう!」と自然に思えます。そしてお客様が「こんな暮らしがしたい」とイメージされている空間を、自分のアイデアや工夫を目一杯盛り込んでカタチにできたとき、お客様から期待感でいっぱいの、幸せそのものの「笑顔のご褒美」をいただけます。技術者として、こんなに嬉しいことはありません。
転職をする時には、多くの希望・期待がある中に、同じくらいの不安があると思いますが、お客様のためにこそ自分の技術を活かしたいと考える方であれば、一条では何も不安に思うことはないと思います。新しい環境の中にこそ、新しいことに挑戦するチャンスもいっぱい。ぜひチャレンジしてください。
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