不言実行。胸には熱い想いがある。
そのための努力は惜しまない。
今村 美月MIZUKI IMAMURA
幼い頃から常に目標を持ち、実現のためには何が必要か考えて懸命に取り組んできた今村。口には出さずとも内には強い芯と、熱い想いを秘めた女性でした。
大切にしていること心から「やり切った」と言えるまで、
絶対に諦めない。
目標や夢を周りに宣言するより、内に秘めておきたいと言う今村ですが、常に目指す場所は見据えているようです。あえて今の目標を聞くと、少し迷いながらこう話してくれました。
「同期で一番になりたいと思っていました。同期は約300人いるのですが、トップの営業成績を残したいと思っていたんです。でも、その目標を1年目では達成できませんでした」。
そう語る今村ですが、表情にはそれほど悔しさが浮かんでいません。
「諦めたわけではないんです。“まだ”達成できていないだけで、今まさに目標に向かっている最中だと思っています。だから、一番になれるよう家のことをもっと勉強したり、お客様に誠心誠意向き合ったり、目の前のことに一生懸命に取り組んでいます。私、目標を未達成で終わらせたことがないんですよ。達成できずに終わった目標もあるかもしれませんが、覚えていなくて。その時その時で、全力でやり切っているからこそ、未達成だったという認識がないんです」。
目標に向かってひたむきに走る。「やり切った」と言えるまで諦めない。その姿勢はいつから芽生えたのか聞くと「幼稚園の頃からですかね」と今村は言います。彼女は、地元長崎の大学にある有名なよさこい部に入部することが、小さい頃からの夢だったようです。
「幼稚園の時によさこいを始めて、小学生の頃にはぼんやりとですが『大学でもやりたいな』と思っていました。本気で目指そうと決意したのは中学生の時です。その頃から、どうやったら入学できるか計画を練っていましたね。簡単に入れる大学ではなかったので、勉強はもちろんですが、内申点も意識して高校生活を送っていました」。
原点目標を叶えるためには何が必要か。
逆算して懸命に取り組んでいく。
晴れて望み通りの大学に進学し、よさこい部に入部した今村。大学の4年間はよさこいに全力を注いだと言いますが、最初はその規模感に驚いたようです。
「部員は1年生から大学院の2年生までいて総勢120名。部員数にも驚きでしたが、会社のように組織化されていたのも衝撃で。自治体などの外部との連絡を取る『外交』、イベントを企画する『企画広報』、お祭りに参加した際に部員の先導やホテルの手配を行う『執行』など10部署ぐらいありましたね。私はそのなかで演舞の構成や振り付けを考えて指導していました」。
幼い頃からの夢を叶えてよさこいに励んでいた今村ですが、実は入部当初から密かに抱いていた目標があったようです。
「幼稚園の頃に大学生のよさこいを見てから、一番目を引くセンターで踊ることに憧れを持っていました。所属していたよさこい部では4年生になるとチームのサポートがメインになってしまうので、3年生最後の集大成となるイベントでセンターに立ちたいなと思っていたんです。センターやその他の立ち位置は、日々の積み重ねが評価されます。たとえば休まず練習に参加したり、日常的に自主練に励んだりすることはもちろんですが、部の運営に積極的に関わっているかどうかも重要になってくるんです。だから、懸命に練習していましたし、演舞構成や振り付け指導も一切手を抜かず頑張るようにしていましたね。もしもセンターに選ばれた時、みんなに納得してもらいたかったので」。
センターに立ちたいとの想いを抱き、3年間をよさこいに費やした今村。その努力はしっかりと実を結び、最後のイベントで見事センターに任命されたのです。「選んでもらった時は、心の中でガッツポーズをしましたね。同時にセンターに恥じない演舞をしなきゃいけないという責任も感じていました」。競争率の高い花形ポジションを自ら望み、あらゆる努力を怠らずやり切る。その経験は、今の仕事にも確実に生きているのでしょう。
これからのこと一条を知れば知るほど、
一条で家を建てたいと思う。
確たる目標を持って走ってきた今村ですが、今、同期で一番になること以外の目標はあるのでしょうか。
「家族のために家を建てるのが、夢なんです。私は小さい頃から今まで、やりたいことをやらせてもらってきました。いつも家族にはいっぱい応援してもらったし、たくさんの愛情を注いでもらった。これからは穏やかに快適に暮らしてほしいと思っているので、恩返しの気持ちも込めて住みやすい家を建てたいんです。就職活動中に、もし自分が建てるならどこの会社で建てるかなと思い調べていたら、一社だけ成長が右肩上がりの会社があって。それが、一条工務店だったんです。あと、一条は事業の中心が『家』という点も魅力的でした。住宅メーカーによっては、リフォームなど家以外に事業を広げている会社もあるのですが、私はどうしても『家づくり』だけに携わりたかったんです」。
さらに今村は、一条の家の魅力をこう続けます。
「住む人にとって、一年中、身体に負担がないのは一条の家の強みと思います。私はこれまで、暖房を効かせている部屋以外、たとえば廊下やトイレなどは寒いのが当然だと思っていました。でも、それが一条の家では当たり前じゃなく、家全体が暖かいんですよね。あとは災害に強く、もしもの時にしっかり命を守ってくれる家ということも大きいです。だから、家族はもちろん多くの方に住んでほしいと思っていますし、営業としても、本当に自信を持ってお勧めできます」。
実際の接客でも、一条の強みをしっかりお伝えしていると今村は言います。
「以前、災害に強い家を望まれて来場されたお客様がいました。一条の家の性能をご説明したらとても気に入っていただけたのですがご予算に限りがあり、折り合いがつかず断られてしまって。仕方のないことですが、価格が安いメーカーで家を建てて、安全性が下がっては問題です。災害に強い家を望まれていたからこそ、それが心残りで。だから、一条で建てないにしてもアドバイスができたらという気持ちで、耐震性能が低い家の事例やクリアして欲しい耐震等級の資料をお送りしました。すると後日、やっぱり一条で建てたいとおっしゃってくださったんですよ。ホッとしましたね。もし地震が起こったとしても、きっと一条の家がこのお客様の暮らしを守ってくれると信じています」。
人生においても、仕事においても悔いを残さない。今村は今この瞬間も目標に向かって走り続けているのです。
ひとこと
学生時代には、社会人になってから自分の助けになることに時間を使ってほしいと思います。たとえば語学の勉強や読書、友達と遊ぶこともそうですね。学生時代に得た知識や経験や学びは、職場でのコミュニケーションやお客様への接客にも生きてくるはずです。私自身、よさこい以外の経験のために時間を使えばよかったなと感じているので、チャンスがあれば積極的にいろんなことに挑戦してください。