一歩一歩、しっかりと歩を進めていく。
家づくりに対しても、自分の未来に対しても。

設計
2020年入社

小池田 秋帆AKIHO KOIKEDA

小池田 秋帆
設計
間取り
提案
打ち合わせ
空間
アルバイト

設計士として、お客様と打ち合わせを重ねながら家づくりを進めていきたいと話す小池田。その思いに至った背景や、仕事をするうえで心掛けていることなどについて聞きました。

きっかけ夢を変えてしまうほど、
建築表現の可能性に魅せられて。

幼少期から絵を描くことが好きだった小池田は高校1年の時からデッサンを学んで美術大学に進学し、将来はグラフィックデザイナーを目指していたと言います。そんな小池田が建築業界を志したきっかけは何だったのでしょう。
「デザインには3つの種類があるというのが、通っていた大学の考え方でした。1つ目はポスターやWEBサイトなど2Dのグラフィックデザイン。2つ目は椅子や机といった3Dのプロダクトデザイン。そして、3つ目が建築や舞台をつくる空間デザインです。1年生の時はこの3つ全てのデザインの基本を学び、2年生からどのデザインを軸にして専門性を高めていくか選択しました。私はとにかく絵を描くことが好きだったので最初はグラフィックデザインにしか興味がなかったのですが、1年生の時に受けた建物の製図の授業が思いのほか楽しくて!2年生からはずっと建築の勉強をしていましたね。最初は既存の図面の模写からスタートするのですが、学年が上がると自分で建築物や街の完成形をイメージしながら0から図面を描くんです。『2階建て住居をデザインし、ひとつの街をつくりましょう』という課題の時には、住居を設計するのはもちろんのこと、建物の模型をつくってライトを当てて日当たりをイメージしたり、緑や人を配置して街全体の空間をつくったりもしました。紙に描いて終わりではなく、その先にあるデザインに、面白さや楽しさを感じましたね」。
大学の授業で建築や空間づくりの面白さを実感した小池田はその魅力をこう語ります。
「建築って3D以上なんですよね。空間をデザインすると、そこに生まれる音や香りなど目に見えないものにもつながるし、すべての感情を創れるんじゃないかなって思っていて。過ごす人の生活や時間もデザインしていけるのが建築の魅力だと思ったんです」。
大学の4年間を通して建築表現の自由度、多様さを学んだ小池田はこうして建築業界を志すことになったのです。

夢を変えてしまうほど、建築表現の可能性に魅せられて。

大切にしているもの目の前にいるお客様の幸せを考え、
設計をしていくこと。

建築業界と一言で言ってもその就職先は多岐に渡ります。設計事務所やゼネコンなどもあるなかで、小池田が住宅メーカーを選んだ理由は、大学在学時のアルバイト経験にありました。
「接客のアルバイトをいくつか経験して、『接客業を極めたい』と思い、世界で人気のテーマパークで1年間アルバイトをしていたんです。私は物販を担当していて園内をカートを引きながら回っていたのですが、お客様から写真撮影を頼まれたら対応していいし、目的のアトラクションの場所が分からない方がいたら持ち場を離れて道案内してもいい。臨機応変な対応が許されていたので、お客様から『ありがとう』と言ってもらえるのがとても嬉しくて、やりがいがありましたね。接客の心得などの教育を受けて“ホスピタリティとは何か”を学ぶことができたと思います」。
このアルバイトをきっかけに、目指す働き方がより鮮明になった小池田はこう続けます。
「私が設計した建物に住むお客様とちゃんと顔を合わせて、お打ち合わせをして、その方のために建物をつくりたい。目の前の方の幸せに貢献したい。その想いが強くあったので、デベロッパーやゼネコンも検討したのですがやっぱり戸建ての住宅メーカーで働きたいと思いました」。
住宅メーカーも実に多種多様ですが、なぜ小池田は一条工務店を選択したのでしょうか。
「設計士の働き方は会社によってさまざまです。たとえば、営業がお客様との打ち合わせを行い、設計士はその内容を聞き、法規の検討をしながらCADで図面を描き起こす。このように、設計士がお客様の前に出ることがない会社もあります。私はお客様と打ち合わせを重ねて構造や間取りはもちろん、外観、インテリア、設備、照明もトータルで提案できる働き方がしたかったんです。その希望に一番マッチするのが一条でした。さらに、家は人生の大半を過ごす場所なので、居心地が重要だと思います。一条の家は住む人の健康や環境にも最大限配慮していて、理想の家だと感じたことも決め手になりましたね」。
世界一のサービスを提供するとも言われる一流のテーマパークで接客を学んだ小池田は、きっと一条でお客様の夢の家を叶えていくことでしょう。

目の前にいるお客様の幸せを考え、設計をしていくこと。

これからの目標望む未来を見据えて、
目標を達成していく。
まずは、一級建築士の資格取得。

現在、小池田は敷地調査や法規検討、図面作成など設計士としての仕事に日々邁進していますが、なかでもスケジュール管理が最も重要だと言います。
「スケジュールを明確にしないと工期が遅れてしまったりして、大勢の方に迷惑がかかってしまいます。一条では、高い水準の施工精度を保つために必ず契約している職人の方に施工してもらうので、地域ごとでひと月に建築できる物件数が決まっているんです。そのため、お客様から営業が契約をいただいたら、私たちが上棟までのスケジュールを決めて上棟枠を押さえます。それが決まらないと営業や工事監督、職人の方たちが動けないので。打ち合わせ前の担当が決まった段階からスケジュールは常に考えていますね」。
「スケジュール帳を真っ黒に埋めるのが趣味」という小池田は、学生時代からスケジュール管理の鬼だったようです。
「大学時代はダンスサークルに所属していて、3年生の時にスケジュール管理をするポジションに立候補しました。年2回の公演があったのですが、公演日から逆算して練習日の調整、合宿手配、施設予約、演出家への舞台演出の依頼、公演記念パンフレット制作などの計画を立てていました。自分がスケジュールを立てて部員や友人に動いてもらうのは、今の仕事と似ている部分もありますね。私は未来が決まっていないのが、ちょっとストレスなんですよ。それは昔からで、行きたい高校を小学生の頃から決めて、何をすればいいか考えて実行していました。最終的に夢が叶う、叶わないはありますが、目標に向かって一歩一歩進んでいくことが楽しいんです」。
スケジュールを埋めて達成していくことにやりがいを感じると言う小池田に、今はどんな夢や目標を定めて邁進しているのか聞いてみました。
「一級建築士の資格を取得したいと思っています。実は二級建築士の試験を受ける際に、一級の勉強も一緒にしていたんです。それで両方を同時に受験したのですが、二級は無事受かったのですが一級は落ちちゃいました。一級の壁はやっぱり高かったですね。試験は1年に一度しかないので、試験日から逆算して勉強スケジュールを計画しています。今は空き時間に法令集を見返したり、通勤時間に資格学校の講座動画を見ている程度ですが、本格的な勉強を開始する時期になったら仕事量も調整してもらいながら、次の試験ではしっかり合格できるように頑張ります!」。
いつでも未来を見据える小池田は、これからも大きな目標に向けて、小さな目標を1つずつ達成していくのでしょう。

About me...

絵を描くことが好きで入った美術大学。建築に目覚めたのは、平面ではなく空間全体を描き、デザインすることができるから。ものすごく自由を感じ、のめりこみました。

ダンスサークルではスケジュールや予算を管理する仕事を一手に引き受けていました。舞台でも舞台裏でも、全力でやりきった!正直言って大変でしたが、その大変さを含めて良い思い出です。

大学時代の友人とは今でもよく会っています。ホームパーティーを開いたり、旅行に行ったり。本気でぶつかりあったからこその、かけがえのない仲間たちです。

ひとこと

今しかできないことに全力で向き合ってほしいと思います。私は大学時代の4年間、本気でダンスをしてきたと胸を張って言えるのですが、その時にできた仲間との絆は一生の財産です。喧嘩もいっぱいしたからこそ、苦楽を共にした仲間には心を許して何でも話せます。学生時代に限りませんが、そうやって築いた関係性は、きっと将来の自分を助けてくれると思います。

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