営業現場でもプレッシャーはあります。
その時思うのは、レギュラーを言い渡された学生時代の出来事。

住宅営業
2017年入社

中島 誠也SEIYA NAKASHIMA

中島 誠也
店長
サッカー
資格
同期最速
スランプ
若手

同期入社の中で最速で店長を任され、2020年の4月から新しく出展された展示場の店長に就任している中島。若くしてひとつの展示場を任された現在の心境を語ってもらいました。

大切にしているもの就任直後に迎えた6ヶ月のスランプ。
支えたのは「変えるもの、変えないもの」。

入社4年目のまだ若い中島が新しい展示場の店長に抜擢されたのは、これまで高い営業成績を上げてきたからこそ。とはいえ、若い店長としての苦悩もあるようです。
「プレッシャーしかないですよ。いち営業として結果を出せたのは確かですけど、店長となると話は別です。特に就任後の数ヶ月は僕自身もですが、展示場のメンバー全員が契約をいただけず、どうやって結果を出せばいいのかと、かなり悩みました。焦りももちろんありました。でも、変えるべきことは変え、変えずにやり続けることは徹底して続けていこう、とメンバーを鼓舞し続けました」。
何を変え、何を継続させたのでしょう。
「変えずに続けているのは、礼儀、礼節、丁寧な対応。これは全員が徹底しています。一方で、お客様対応は常に変化させています。接客時の記録を残して見える化する社内システムがあるんですが、うちのメンバーは、9割は接客記録を残しています。これを互いに見返しながら、次お会いするときは何を話そうか、どんな準備をしようか、どんな順序で進めようか考えて、常に接客を変えたことで、スランプを乗り越えることができました。地道な作業だからこそ、いずれ結果は出ると自分たちを信じてやれたんだと思います」。
展示場を訪れるお客様は千差万別。地道ながら、自らの接客を振り返り、素直に変えるべきところは変え、一人ひとりのお客様に合わせた柔軟な対応をしていくことが、若手店長と、そして若いメンバーたちの強みと言えるのでしょう。

大切にしているもの就任直後に迎えた6ヶ月のスランプ。支えたのは「変えるもの、変えないもの」。

原点「わからない」ことは悪いことじゃない。
引き出しの数を増やすチャンス。

なかなかご契約がいただけない中、「焦りはあったが、辛いとは全く思わなかった」と話す中島は、この時のことをどのように受け止めていたのでしょう。
「ご契約がいただけないのは、自分の未熟さも大きな要因だったと思っています。どんな仕事でもそうですが、特に若いうちは難しいことやわからないことが常にあります。僕はそういう時、『新しいことを学ぶチャンスがきた』と思うんです。建築のこと、住宅ローンのこと、不動産取引のこと。この仕事には専門的な知識が求められる場面が多々あります。僕はそういう『わからないこと』をポジティブに受け止めているんです」。
例えばお客様から厳しいご意見をいただいた時なども、「まったく辛くないと言えば嘘になりますが」と言いながら、そんな状況すらも「勉強の機会」と考えている中島。なぜそのような捉え方ができるのでしょう。
「小中高大と、ずっとサッカーをしてきました。学生時代の思い出といえばサッカー以外にないほどサッカー漬けで、朝から晩まで厳しいトレーニングをしてきました。なぜやれたのかと言えば、純粋にサッカーが上手くなりたかったからです。どんな厳しい練習も、サッカーが上手くなるためなら乗り越えられる。今、仕事で直面する困難も、克服すれば自分の成長につながりますし、新しい知識や経験を増やすことができます。今は、純粋にお客様の家づくりに役立つ力をつけたいから頑張れます」。
わからないことを自身の成長の糧にしている中島。「勉強して、知ればお客様のためになる」そう話す顔には、確かな自信がにじんでいました。

きっかけ追いかけたい背中。真似したい姿勢。
「まだまだ、こんなもんじゃない」。

兄の影響ではじめたサッカー。小学生の時は県選抜に選ばれチームで活躍したものの、中学の強豪クラブでは望むような成長はできなかったそうです。
「やっぱり上には上がいるんです。強豪チームの中で僕は特別な存在ではなく、まったく試合に出られなくなりました」。
その後、「試合に出られる」ことを優先し高校進学を選択。ところが目論見とは違い、レギュラーを獲得するのは容易なことではありませんでした。
「レギュラー争いは僕を入れて3人。正直、他の2人より僕は下手でしたが、選ばれたのは僕だったんです。ゲームの流れが良くない時でも、泥臭く守備をしてチームを支える姿勢を買ってもらったんじゃないかと思っています」。
自分より上手い選手を押しのけてレギュラーとして試合に出るプレッシャーは相当なものだったと言います。
「なんで中島なんだ、という声もあったと思うんですが、選ばれたからにはやるしかない。プレッシャーをはねのけて、責任を引き受け、チームに貢献する。あの時に抱いた気持ちは、今も思い出します」。
店長就任を言い渡された後、結果が出ずに苦しんだ時も、思い出したのはこの時のこと。
「やるしかない。選んでもらったからには結果を出す。店長としての責任もそうですが、この仕事はお客様の『一生に一度の家づくり』に責任を持たなければいけません。こうした『責任』を引き受ける強さは、あの時に培われたものです」。

きっかけ追いかけたい背中。真似したい姿勢。「まだまだ、こんなもんじゃない」。

また、そんな中島を支え、引っ張ってくれる先輩の存在も大きかったそうです。
「新人時代にお世話になった店長、指導役で教えてくれた先輩の2人は、心から尊敬する存在です。些細な質問にも丁寧に答えてくれて、惜しみなく時間を割いてくれた先輩。誰よりも早く出社し、進んで展示場の掃除や準備などをこなし、営業所のメンバーを支えてくれた店長。このお二方は、自分が初心を失いそうなときに、気を引き締めさせてくれる存在です。『中島は、こんなもんじゃないだろ?』と、さらに上を目指すことを思い出させてくれる、大切な存在です」。
入社4年目の若い店長が率いる、20代のメンバーで構成された『若いチーム』。先輩の背中や姿勢を見て、悩みながらも懸命に前進していく。それが、若いメンバーを引っ張っていく中島の強さであり、魅力なのです。

About me...

朝は50分かけて自転車で通学し、朝練をして、放課後も練習。土日も全部練習という、サッカー漬けの毎日でした。この3年間で、いろんなものを身につけられたと思います。

県リーグ1部に所属するサッカーチームで活動をしています。いろんな仕事をする人が集まっていて交流が持てるので、視野も広くなるし、仕事にも役立っています。

同僚たちと登山などアウトドア活動をよくしています。そこで仕事のことはもちろん、これからの人生のことなど、いろいろ交流できるのが楽しみです。

ひとこと

ぜひ「顧客に対して心から、自信を持って提案できるようなモノ、サービスを提供する会社」を選んでください。嘘偽りのない気持ちで仕事ができることこそ、幸せなことだと思います。そんな視点でいろんな業界、企業を見てみてほしいですね。

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