成長のカギは、自分を客観視すること。
過去の失敗からも学ぶことで確立したスタイル。

住宅営業
2016年入社

坂下 誠士郎SEISHIRO SAKASHITA

坂下 誠士郎
提案型
自己分析
スランプ
振り返り
スポーツジム

「営業の仕事の魅力はお客様のために最良の提案ができること、そして深く永いお付き合いができること」と笑顔で語る坂下。しかし、その心境に至るまでには成果が出ずに落ち込んだ時期もあったと言います。スランプを経て、自分らしい営業スタイルを見つけるに至った出来事を聞きました。

原点大切にしたいのは、
お客様と永くお付き合いできる関係性。

坂下は学生時代、居酒屋や焼肉屋、引っ越しなどさまざまなアルバイトをしてきました。そのなかで一番面白みを感じたのがスポーツジムのインストラクターだと言います。
「自分が筋トレやスポーツが好きだったこともありましたが、何より提案型の仕事だったのが楽しかったし、やりがいがありました。僕がカウンセリングを担当した方で、腰痛でお悩みの女性会員の方がいらっしゃったんです。前傾姿勢で反り腰なのが原因だったので、改善のために、必要な部位をピンポイントで鍛えるトレーニングをお伝えしました。そうすると、3カ月で腰が真っ直ぐになったのでビックリして。トレーニング前の写真と見比べてお互いに『すごい!』と喜び合いました。トレーニング方法などの相談を受けたり、その方とはその後もジムでお付き合いが続きました」。
就職先を決める際には、この経験が軸になったと坂下は言います。
「提案型の仕事ができて、お客様と永くお付き合いできること。住宅業界ならそれを実現できると思いました。なかでも一条工務店を選んだ理由は、商品をはじめ、すべてがお客様目線だったからです。常に『いい家をつくる』ために企業努力を続けてきた歴史を知りました。ここなら、一緒に成長していけると感じ、入社を決意したんです」。
そして今、住宅営業として仕事をする中で、思ったとおりの仕事ができていると実感しています。
「30代のご夫婦で、お子さんの成長に合わせて戸建を検討してる、というお客様は多いのですが、それってまさに自分と同じような状況なんです。お客様だから特別、と意識しすぎることなく、どんな家に住みたいか、毎日どんな暮らしをしたいかを語り合う中で、僕が持っている住宅に関する知識やノウハウを提供していく。僕としては、大切な友人のような関係でお客様の家づくりをサポートする、そんな営業スタイルができてきましたね」。

大切にしたいのは、お客様と永くお付き合いできる関係性。

きっかけ半年間のご契約ゼロを経て気づいた、
自分らしい営業スタイル。

学生時代にお客様との関係性を築くことの大切さや、喜びを知った坂下。住宅営業としてもよい成績を挙げられるかと思いきや、現実は甘くはありませんでした。
「1年目は2組のご契約をいただいたのですが、先輩に手伝ってもらってばかりだったので自分が契約をいただけたという実感はあまりなく、2年目の半年間は全くご契約をいただけませんでした。すごく悩んで、どうしたらいいんだろうと、かなり模索しました。『家は人生で一番高い買い物』と言われるので、かしこまってしまい、自然なコミュニケーションができていなかったんだと思います」。
その状況をどのようにして突破したのでしょうか。
「悩んでいる時期に仲間内の忘年会があって参加しました。でも凹んでいたので、心ここにあらずで。その時、なぜか周りの人の声や姿をふわっと俯瞰で眺めている感覚になったんです。友人たちの話を聞きつつ、お店の中で楽しく話している家族やカップル、30代のビジネスマンを眺めていたら、『あ、自分のお客様ってこういう人たちなんだ』『普通の人たちだし、友達になれるかもしれないじゃないか』って。それで思い出したんですよ、ジムトレーナーとしてお客様と接していた時のことを。改めて『お客様と話し合い、お互いに成果を喜び合えるような関係をつくっていきたい』と強く思いました」。
また、同じタイミングで年間10組ご契約をいただける営業を戦略的に育成するプロジェクトの一員に選出されたことも追い風になりました。
「大きな成果を出している先輩達の話を聞いて、ノウハウをたくさん得ることができました。自分のスタイルも定まってきていたので、そこからは契約を伸ばすことができました」。

半年間のご契約ゼロを経て気づいた、自分らしい営業スタイル。

大切にしているもの振り返ってみることで、何かが見えてくる。
それが、常に成長し続ける秘訣です。

坂下は、うまくいかない時期も必要だと言います。
「15組のご契約いただいた3年目に、上司に言われたんです。『完璧はダメになる第一過程だぞ』って。たとえ結果が出ても、これで完璧と思わず、自分を見つめ直し続ける。その繰り返しで人は成長してくんだなと思います。今は順調でも、来年はまた契約が伸びないかもしれない。そうなった時の対策として、今まで業績が良かった時はどのような心持ちだったか、お客様とどう接していたかなどをコツコツと記録しています。自己分析のようなものですね。自分の言動や販売した商品、お客様の反応を振り返り、次につなげるようにしています。実はこの習慣は高校時代から続けているんです。サッカー部に入っていたのですが、監督に『日記をつけて今日の自分と向き合え』と言われて始めました。『今日の自分は何が良かったか』『試合に向けてどうしたか』などを綴っていた習慣が今まで続いている感じです」。
入社してからずっと、接客や商談、ご契約に至った経緯や、逆にうまく行かなかった時のことなど、常に記録を続け、年に一度、1年間を振り返ってまとめ直していると言います。
「当時は見えなかったことが、客観視することで見えてくるんですよ。先日も数年分を読み返していて、15組のご契約をいただけた年と、7組の年とで、商品のバリエーションが全然違っていることに気づきました。なぜそうなったか?を振り返ることで、今のやり方を改善することができます」。
そうやって、過去の自分の失敗からも学び続けようとするからこそ、常に成長をし続けることができると言います。それが、自分1人だけではなく周囲や会社全体を押し上げるはず、と力強く言ってくれました。

About me...

毎年リニューアルしている「アプローチ書き起こし資料」です。これで8冊目。最近では、自分と同じようなスランプに陥った後輩へのアドバイスに使ったりもしています。

休日は友人と山に登り筋トレをした後、銭湯にいってリフレッシュしています。オンオフを切り替え、休日の時間を充実させることで、仕事にも集中して取り組めます!

飲み会では、先輩後輩も一緒にワイワイ盛り上がります。会社説明会や内定者親睦会で入社前に感じた雰囲気のよさは、そのままでしたね。

ひとこと

ぜひ感性を磨いてください。「感性」と言っても何か特別なことをするわけではありません。「楽しい」「嬉しい」「悔しい」といった感情を揺さぶられるような経験をしてほしいと思います。その経験で培われた感性は、きっと仕事で役立つはずです。

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