活かす、伝える、つなぐ。
ダンスから学んだことが営業で花開いた。

住宅営業
2014年入社

横山 麗菜REINA YOKOYAMA

横山 麗菜
女性営業
ロールモデル
産休
育休復帰
ダンス

「将来的に、一条工務店を代表する女性社員のロールモデルになりたい」と目標を語る横山。営業として成果を認められ店長に就任後、取材当時は妊娠中ということもあり、アシスタントとして営業現場を支える立場に。入社時から変わらない姿勢とその想いを聞きました。

原点全体を俯瞰してみて分かった、
チーム全員が活きる方法。

将来のビジョンを持って成績を残し、店長として周りの人たちをまとめる。そんな横山の原点は、大学時代のダンス部にありました。
「大学1年の時、先輩たちが出場した全国大会にサポートスタッフとして同行し、強い衝撃を受け、自分もあのステージに必ず立って賞を獲るんだ!と決意しました。全国大会は各都道府県の代表しか出場できず、しかも入賞はトップ10に入らなければならなかったのですが、振り付けから衣装や小道具、ヘアメイクに至るまで全部自分たちで考えてつくりました。2年目には、『絶対獲る』意気込みで練習し、細かな感情表現から、部員30人の気持ちを合わせるところまでやったんですが…」。
2年、3年時は入賞ならず。だが、横山が最高学年になった時に、見事、特別賞を受賞。勝因はどこにあったのでしょう。
「作品のつくり方を変えたんです。それまでは一人が全てを監督していたんですけど、4年生のときは、総合監督は私が担当し、振り付けはダンス歴の長い人に、衣装は芸術的なセンスのある人に、選曲は音楽に詳しい人にと、分担したんです。それが、それぞれの得意分野を活かし、みんなで作品をつくったという一体感になったのではないかと。周りを頼ることで、さらにいい結果を生んだのだと思います」。
総合監督としてのリーダーシップはもちろん、自身も含めた適材適所を実現する、そんな横山の原点をつくり上げた経験になりました。

大切にしているものお客様に「伝わるのか?」を
とことん突き詰めて考えること。

チームを率いた経験や、猛練習の末に出した輝かしい結果など、学生時代のダンスから得たものが横山の今の礎となっているようですが、実際の仕事において最も活かされているものは何かを聞きました。
「ダンスに出会うまで、気持ちをここまでダイレクトに表現しようと思ったことはありませんでした。作品をつくる時は嬉しい、悲しい、楽しい、悔しい、さまざまな感情を見つめ、どうすれば伝わるか、ひとつの言葉に対する意味付けを深掘りして、とことん考えました。それが今、仕事でお客様に家づくりの説明をする時にも生きてるんです。『これは頑丈です』という一言も『私が思ってる頑丈さとお客様が思っている頑丈さって同じなんだろうか?』と考えて、伝えたいことがしっかり伝わっているだろうか?と考えながら、接しています」。
そんな横山の感性は、営業という仕事でさらに磨きがかけられていきます。
「1年目の秋の研修で指導員の方に、直近のお客様との商談内容を話していて、『そんな詳しいところまでヒアリングできているなんて、すごいね、どうしてそこまで聞けるの?』と言われたことがあったんです。自分では自然とやっていたことが、言われて初めて、なかなかできないことなんだと分かりました。そう自覚してからは、客観的資料や背景を交えどう伝えるか、お客様が私に何を伝えようとしているかをちゃんと受け取れるように、一つひとつの案件で意識してアプローチを変えました。そうして、たくさんご契約がいただけるようになったんです。住宅営業としての経験を重ねることで、さらにこの力を磨くことができたのだと実感しました」。
住宅営業として、こうして自覚できたことが大きな転機だったと話す横山。お客様の伝えたいことをきちんと理解してこそ、自分もまた伝えられる。ダンスで身につけたことが、住宅営業というお客様に向き合って応える仕事に就いたことでより洗練され、さらなるステージを切り拓いた瞬間でした。

将来やりたいこと次の代に想いをつないでいく、
女性の住宅営業としての未来像。

次の代に想いをつないでいく、女性の住宅営業としての未来像。

店長就任後に赤ちゃんを授かったことから、今は営業から離れアシスタント職に就く横山に、これからの仕事、キャリアについて聞きました。
「私の所属する展示場には、結婚・出産を経て育休復帰し、今も活躍されている女性の先輩がいるので、どう両立していくかを思い描くことができました。けれど、同期や後輩たちの話を聞くと、そうした先輩が周りにおらずイメージできないという悩みを抱えている人もいました。営業職の女性社員を本格的に採用し始めたのが、私の少し上の代からなのもあり、私たちの年代は、女性の住宅営業としてのロールモデルにならなきゃいけないと思っています。営業成績を残すことも大事ですけど、結婚・出産後にどうやって働いていくのか、今ある制度をよりよくしていく役割を担っているということを、常に意識しています」。
横山はさらに、アシスタント職の役割や立場をしっかり確立させていければと続けます。
「妊娠中はアシスタント職としてこんな仕事をやりました、育休復帰後は、こういう仕事をやりました、という実績を残しておくことが、今私がやるべきことなのかなと思っています。そういう実績を参考にして後輩たちがキャリアの可能性を広げていければいいと思いますし、『私にもできるかな』という、道しるべのようなものになれればいいかなと」。
新卒入社から女性営業として店長になり、育休を経て復帰後も活躍する、そんな後輩たちのロールモデルとなるような活躍を、これからも見せてくれるでしょう。

About me...

4年間の集大成である作品で、特別賞受賞は本当に嬉しかったです。この衣装とメイクアップは私にはない発想(笑) 一人ひとりの「個」が掛け合わさることによって成し遂げた成果だと思います。

冬の休みの日は大好きなスノーボードへ出かけることも。子どもが大きくなったら家族で一緒に滑りたいです。

海外旅行が好きです。妊娠・出産・育児でしばらく旅行はお預けになりますが、また、会社の仲間といろんな国へ行きたいですね。

ひとこと

会社選びは、これからの人生をどう歩んでいくかに直結することです。「どんな仕事をしたいのか」「どんな人間になりたいのか」「どんな時間を過ごしていきたいのか」これらをぜひ一度じっくり、真剣に考えてみてください。自分と向き合って、納得のいく選択を!応援しています。

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